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その犯人は、過乾燥と杉という組み合わせだったのです。
もともと杉という樹種は湿気を吸いやすく、室内の湿度調整に適した材料で、室内に杉板を張ればそれなりの湿気を吸収してくれます。
また、杉材は、通常使われている木材の中でもっとも密度が少なく、密度の変動が激しい材料です。そのため、桐材などと同様に調湿効果が高い反面、伸びたり縮んだりする性質をより多く持っている材料と言えます。
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しかも、杉材の場合、乾燥材として流通していても、密度の変化が非常にはげしい材料のため、十分に乾燥されていない木材も出回っているという報告があります。
そして、この家の場合は、構造上の梁にも杉材を使っていました。普通、梁に使う材料は米松などの木が多いのですが、写真のように、梁が室内に表しになるために柔らかな表情の杉を使ったのでしょう。
結局、室内の湿度を上げることで、木材の音鳴りが無くなると言うことは、やはり、木材が乾燥していく過程で、木材の繊維が弾けたり、あるいは裂かれるときに鳴る音だったようです。
これがよく使われている米松のような木材であれば、密度も大きいですから収縮度も少なく、音鳴りにもなりにくいですし、屋根裏にある木材の収縮なら、音も小さかったでしょう。
結局、
1.梁の材料に杉という密度の低い、非常に収縮しやすい木材を使っていた。
2.室内自体がエアコン暖房で過乾燥気味だった。
3.それが室内に出ていたため、音が吸音されることもなかった。
という3つの条件が重なったために、夜昼の別なく、ビシッ、バシッという音鳴りが発生したものと思われます。
室内の湿度を上げると音がなくなったという事ですから、そう考えるのが一番自然ですね。。。という結論になって解決することになりました。
まぁ。過乾燥は、木材にも人間にも良くはない・・という事ですね。
グリーン材と言われる未乾燥木材を屋根裏の材料に使い、1年程度の期間、音鳴りがする、というケースはありますが、この場合はほとんど未乾燥材が収縮していっているために起こっています。
しかし、今回は杉の特性から音鳴りがでたためにわかったのですが、もし、よく使われている米松などを使っていれば音鳴りも無い代わりに、いつまでも過乾燥気味ですごされていたのかもしれません。
最近のエアコンなどを中心とした暖房は、やはり加湿器などを上手に利用しないと木材の音鳴りは無くても、室内がいつも乾燥気味で人間の肌やのどにもよくありません。
せっかくよい我が家を建てても、肌があれ、声が枯れ、いつも喉がイガイガした感じ・・・なんてことにならないように。
冬の季節は、ご注意!ご注意!ですよ。
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