台風に備える

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台風の特性

台風の強風部分は、図のように進行方向から右回りに強く発達し、建物が台風の右側に位置する場合は、台風から吹き込んでくる南東の風がもっとも強く、台風通過後は北西の風へと変わります。

つまり、自宅が台風の進路の右側に当たったときは強風に要注意。

地域によって風の強さは変わる

台風が建物に与える影響は地理的なものが大きく影響しています。同じエリアでも海岸沿いは風が強く、建物の少ないエリアでは風も強く吹きます。
そのため、台風による被害と対策は単に建物の形や築年数といったものではなく、どのような地形に建っているのかで大きく変わってきます。

建物としての対策(いずれも設計段階で必要な対策です)

屋根材の強風補強

図のように屋根材の固定方法を、屋根の外周部ほど強くします。
強風地域などでは、屋根材の固定をより強固にしておくと安心です。

あおり止め金物(ハリケーンタイ)を用いる

軒先が浮き上がっていかないように、壁から屋根下地材を固定する金物をおあり止め金物といい、単に釘で屋根の下地材(垂木:たるき)を止めているだけよりも遙かに強い固定ができます。

他よりも強風が 予想される場所では、是非採用したい方法です。
(最近は採用が多くなっている。2X4工法では法律で義務づけられている)

雨戸、シャッター

最近は、外観重視などで雨戸やシャッターをつける家が少なくなってきましたが、これらの道具は台風の恐怖感を和らげたり、飛来物から窓ガラスを守ったりする効果があります。
南東方向に大きな開口部がある住まいでは、一考の余地のある道具です。

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