インデックスページ・・

●コンクリートの知識

コンクリートの固まり方
       と強度単位

設計強度とは
気温に応じた打設強度の補正
コンクリートの品質管理
シュミットハンマー試験
10年後のコンクリート
         の強度
冬わかる。嘘つき業者と
         正直業者

基礎立上がりにジャンカが
    出来る理由(わけ)

ジャンカのレベルと補修方法
雨とコンクリート

●屋根工事
屋根材の種類と特徴
防水の要、アスファルト
   ルーフィング

●外壁材
モルタルと
   サイディングの優劣

モルタル外壁
サイディング外壁
ガルバニューム鋼板

●タイル工事
タイルの用語と種類
タイルの工法
タイルの価格
ブリックタイル

●外壁通気工法
外壁通気工法って何?
外壁通気工法のルール

●換気設備
換気の種類と目的
・機械換気のいろいろ
第一種、三種換気の特徴
換気方式とコスト
熱交換器のメリット
特殊な換気扇を使おう

●壁紙
壁紙
クロスの貼り分け
ボーダークロス−1
ボーダークロス−2
クロスの本場

●材料・工事ミニ知識
外壁防水シートの役割
小屋裏換気とは
レイタンス処理について
基礎の防湿シートの誤解
木材が雨に濡れると・・・
柱状改良杭のチェック

無垢フローリングの豆知識
無垢の壁材とフローリング
サッシのいろいろ
ホームエレベーター

ご祝儀コミュニケーション
冬のコンクリートは危ない!
気になる基礎のクラック


 
 
9)ジャンカのレベルと補修方法

 木造住宅の基礎では、まず出来る事は少ないのですが、鉄筋コンクリート造などの住宅では、たまに大きなジャンカが出来る事があります。
 ジャンカにもレベルがあり、そのレベルによって補修方法も異なってきます。

 ジャンカのレベルと補修方法
 コンクリートは土木でも建築工事でも使われます。そのため、「日本コンクリート工学協会」というコンクリート専門の学会があり、そこにジャンカのレベルと補修方法が示されています。

Aレベル:コンクリートの表面に砂利が露出していない健全な状態です。
Bレベル:砂利がコンクリート表面に露出しているが、表面の砂利を叩いても剥落しない状態を指します。
Cレベル:砂利が露出して、かつ、叩くと砂利が剥落するものがある状態です。

 右上の写真のような例は、見ただけではBレベルなのか、Cレベルなのかわかりません。
ジャンカの診断で大事なのは叩いて砂利が剥落するかどうかですね。

 私の経験則では、高さ40cm内外の基礎コンクリートに出来るジャンカは、ほとんどがBレベルの状態です。

Dレベル:叩いていくと鉄筋が露出する状態です。相当深刻度が高いですし、私自身は、今までこのような例は経験した事がありません。
Eレベル:右の表には書いていませんが、叩くと空洞ができ、奥にドンドン入っていく状態です。完全な施工不良です。

 補修方法は、住宅の基礎で生じやすいBレベルでは、浮いているような砂利などを斫り取り、あとはポリマーセメントペーストを塗布したあと、断面を埋める目的でポリマーセメントモルタルを塗れば良いです。
注:ポリマーセメントモルタルとは、普通のモルタルでは無く樹脂の入ったコンクリートと同等の強度がでるモルタルです。

 ジャンカが生じる理由
 コンクリートは砂利と水とセメントが混ざり合ったものです。セメントの比重が一番重いのですが、水と混じり合っているので、結果として砕石が一番重くなっています。また、大きな砕石の方が固まりとしては重いです。
 そのため、高いところから打設する必要のある鉄筋コンクリート造の住宅では、生コンがポンプ車のホースから離れたあとで、材料の分離が生じやすくなります。
 材料分離を防ぐ打設方法も考えられていますが、注意を怠るとジャンカが出来る場合があります。また、窓の下などコンクリートの回りにくい場所もジャンカの出来やすい場所の一つです。


基礎立上がりにジャンカが出来る理由(わけ)  コンクリートの知識    雨とコンクリート