住まいの材料と工事−材料・工事ミニ知識住まいと法律・タイトル

インデックスページ・・

●コンクリートの知識

コンクリートの固まり方
       と強度単位

設計強度とは
気温に応じた打設強度の補正
コンクリートの品質管理
シュミットハンマー試験
10年後のコンクリート
         の強度
冬わかる。嘘つき業者と
         正直業者

基礎立上がりにジャンカが
    出来る理由(わけ)

ジャンカのレベルと補修方法
雨とコンクリート

●屋根工事
屋根材の種類と特徴
防水の要、アスファルト
   ルーフィング

●外壁材
モルタルと
   サイディングの優劣

モルタル外壁
サイディング外壁
ガルバニューム鋼板

●タイル工事
タイルの用語と種類
タイルの工法
タイルの価格
ブリックタイル

●外壁通気工法
外壁通気工法って何?
外壁通気工法のルール

●換気設備
換気の種類と目的
・機械換気のいろいろ
第一種、三種換気の特徴
換気方式とコスト
熱交換器のメリット
特殊な換気扇を使おう

●壁紙
壁紙
クロスの貼り分け
ボーダークロス−1
ボーダークロス−2
クロスの本場

●材料・工事ミニ知識
外壁防水シートの役割
小屋裏換気とは
レイタンス処理について
基礎の防湿シートの誤解
木材が雨に濡れると・・・
柱状改良杭のチェック

無垢フローリングの豆知識
無垢の壁材とフローリング
サッシのいろいろ
ホームエレベーター

ご祝儀コミュニケーション
冬のコンクリートは危ない!
気になる基礎のクラック


 

 

 
無垢の壁材とフローリング

住宅で、もはや定番となったフローリング。
カーペットに比べても、ダニや埃の発生は格段に少ないのも事実です。
いろいろサンプルを見ても、微妙に質感も、価格も違うし、どれを選んだらよいかわからない。
えっ。そのフローリングを選ぶと追加工事になるの??。
等々 そんな疑問にお答えします。

■フローリング製法の違い

■フローリングの構造
フローリングの価格は、大きく次の3つの材料の構成によって異なってきます。
名称
WPC床材

単板を張った床材

本物の無垢材
製法
下地合板に、薄くスライスした単板にプラスチックを充填したもの 下地合板に、0.3〜2mm程度にスライスした本物の木を張っています。 厚みのすべてが本物の木です。

特徴
丈夫な分だけ、単板張りのフローリングより少し高め。
質感ではなく、丈夫さやメンテナンス性を考えるなら、このタイプ。
木の質感が現れてくる。
無垢材までは・・・という人にはお勧め。
乾燥度合いによって、反り、ねじれ等が生じる。
日頃のメンテナンスが重要。
メンテナンス性
木の質感
名称
ナラ・サクラなどの木材固有の名称ではなく、ナチュラルライト・ライトブラウン・ダークブロンズなどの表現になっている。 ナラ・ブナ・サクラなど、木材固有の名称で表されている。 ナラ・ブナ・サクラなど、木材固有の名称で表されている。
価格帯
18.000〜8.000円/m2
程度
20.000〜5.000円/m2
程度
20.000〜15.000円/m2
程度
価格差
の理由
価格の差は、床のデザインの差。(寄せ木や雁行タイプなどは高くなる)
単板の厚みや張り方のデザインによって変化。
表面塗装の種類によっても、変化する。
材木自体の流通価値によって価格が異なる。

注)価格帯の金額は、2.000/5月の大建工業(株)のカタログから引用しています。
・ WPC・単板張りフローリングの価格は、建材各社とも似たようなものですが、無垢材のフローリングは、建材メーカーによって品質・価格ともかなりの差があります。

■用語解説
単板 たんぱん。
本物の木を薄くスライスしたもの。
一般に1.0mm以下を薄単板、1.0mm以上にスライスしたものを厚単板という。
WPC WPC=ウッド・プラスチック・コンビネーションの略。
0.6mm程度に薄くスライスした単板に、プラスチック樹脂を注入したもの。
耐摩耗性に優れ、傷が付きにくい。寸法安定性・強度はよくなる。
木材の質感は失われる。
無垢材

乾燥状態が悪いと、反り、曲がり、割が生じる。
調湿作用がある。室全体として、調湿や結露防止が重要。
ワックスは、せっかく自然素材を使ったのだから、やっぱり自然塗料がベスト。

合板 WPCや単板を張るフローリングの下地は、合板(ベニヤ)が主流。
ホルムアルデヒド対策から、最近ではほとんどF1相当が主流。
マンションの直張り用では、MDFという材料も使われる。

■価格と選択基準
このページのために、1社のカタログだけを見ても、実に60種類にフローリング材が用意されていた。
他の建材メーカーを集めれば、似たり寄ったりの材料が400種類以上が市場に流通しているのではないだろうか。
いかにプロが見ても、似たり寄ったりで、いささかうんざりしてしまう量です。


選択基準は、メンテナンス性を重視するか、より本物の質感を求めるかが、WPCや単板張りフローリング、あるいは無垢材を選ぶ基準ではないだろうか。
そして、その中の価格帯は、フローリングに張っているデザインによって左右されると考えておきましょう。

■ハウスメーカーや住宅会社の価格帯とフローリング

ある程度の規模以上のハウスメーカーの価格帯別の商品構成、あるいは建築条件付き宅地などの参考価格では、フローリングも、どのグレードのフローリングを使うかが建築会社の内部で決められています。
もっとも、パンフレットや販売説明でも、このようなことには言及せず、もっぱらその柄や機能の優位性を歌う話ばかりですが、実際にはこのような価格差・性能差を元に決められています。

  フローリングと費用


上の表は、イメージ図です。
あるハウスメーカーのハイグレードシリーズが、必ずしも15.000円程度のフローリングを選定しているという事ではなく、住宅商品のグレードによって、使用するフローリングの単価も変えているということを理解してください。

■その他のフローリング

製品 特徴 価格帯
低ホルムアルデヒド 近年のホルムアルデヒド問題によって、床材メーカーでは、積極的に低ホルムアルデヒド対策をとっている。
ほとんどの製品でF1相当を提供している。
注)ホルムアルデヒドは、合板同士の接着剤から発生する。
価格アップなし
高摩耗製品 WPC系の景品であるが、より、耐摩耗性を固めた製品。 WPCの上位価格帯
床暖房対応製品 フローリングそのものに電気式床暖房を装置したもの。
あるいは、床暖房設備の上に張る専用フローリングも出ている。
65.000〜39.000円/m2程度
(床暖房内蔵)
遮音フローリング マンションでは、遮音フローリングは一般的だが、戸建て用でも、フローリングの下地の中に遮音材を入れた製品がある。 10.700〜5.000円/m2程度(戸建用
マンション用フローリング マンション用は、特に遮音を気にしなければならないため、浮き床、直張りに関わらず、マンション専用品を使用する。
自宅マンションをリフォームする場合は、マンション専用品から選択する必要がある。
8.000〜6.000円/m2程度
抗菌・防かび加工 表面処理を抗菌・防かび加工したものも発売されている。 価格アップなし

■現物サンプルで選ぼう。

上記のように、フローリングには実にいろいろなタイプといろいろな価格帯があります。
また、質感や表面強度は実物をみて、さわらないとわかりません。
フローリングを決めるときは、必ず現物サンプルを確認しましょう。

私たちは、その製品の傷の付きやすさを計るために、自動車のキー等でゴシゴシ傷を付けます。
現物サンプルは、建材メーカーが無料で各建築会社に配りますので、遠慮せず、さわったり、傷つけたりして確かめてみてください。
傷ついたサンプルは建材メーカーに言えば、すぐ新しいサンプルが建築会社に届きます。
「見てるだけ・・・・」という住宅会社はダメですょ。
   「建材メーカーさん、よけいなことを言ってゴメンナサイ」
■フローリングの施工

 フローリングは、根太工法と呼ばれ、根太(ねた)という床の下地材に直接フローリングを張る工法と、捨張工法と呼ばれ、一旦、合板を張ってからフローリングを張る2つの方法があります。
使うフローリングも根太工法用、捨張工法用と分かれています。

 戸建て住宅では、将来的な床全体のきしみをなくすためには、右図のような、12mm以上の合板を捨張りしてからフローリングを張る捨張工法がベスト。

合板を張る手間を無くし、ローコストのために、フローリングを直接張る根太工法はお勧めしない。

■クリックルワイパー(花王)と目地の関係
フローリングはカーペットと比べて、ハウスダストやダニなどの発生率は、150分の1程度にまで低減されます。 しかし、フローリングの目地に入ったほこりはなかなか取りずらいものです。
いちいち掃除機を出さずにほこりを取りたい。 そんな横着者の人にぴったりな製品があります。
市販のクリックルワイパーでスッと一拭き。 それは、目地なしフローリング。
フローリングには、目地が大切、という人にはお勧めできませんが、掃除の手間は相当違いますょ。 どちらを選ぶかは、生活スタイル次第。

■ワックス・色やけ
ワックス掛け WPC系・単板張り・無垢。
それぞれに応じたワックス掛けは必要なことです。
年1回を目安に、無垢材であれば頻度を多く、WPC系であれば頻度を少なく、がワックス掛けの目安ですが、通行量の多いところほど汚れ・傷は付きやすくなります。
ご自身の生活スタイルに合わせて、適切なワックス掛けは、フローリングをきれいで長持ちさせる大切なメンテナンスです。

ワックスの説明書や最初の建築会社の説明では、ワックス掛けは1ヶ月毎、あるいは6ヶ月毎等々、いろいろな間隔の説明がありますが、要は生活の仕方とお掃除が大好きかどうかで決まります。
あまり神経質にならないように。
でも、しみこんでしまった汚れは、非常に落ちにくいのも事実です。
どこで折り合いを付けるかは、あなたのお掃除好き度バロメーターで判断してください。
色やけ 長年の間に色やけが起こるのは宿命です。
時々家具を移動するなど、日のよく当たる部屋では、そのようなチェックも必要です。

 

■フローリングとピース敷きカーペット
やっぱり日本人は、地べたで寝っころがりたい。
そんなとき、ピース敷きの小振りなカーペットを用意しておくと、夏は涼しい籐のカーペット、冬はシャギーカーペットと取り替えもでき、片づけも簡単で、収納も場所をとりません 。
また、カーペットが汚れても、浴室でもみ洗いが出来、日影干しも可能なため便利なインテリア用品です。


  材料・工事ミニ知識  
住まいの水先案内人・エンドパネル
サポートサービスのご案内