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平成7年に起きた阪神・淡路大震災では木造家屋を中心に39万戸の住宅が損傷を受け、全壊家屋も10万棟に達する大きな被害を受けました。
下の図はある地域の1500棟の木造住宅の被害を調査したものですが、古い家屋はもちろんのこと、比較的新しい住宅も被害を受けていることがわかります。
また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造も木造の被害ほど広範囲なものではなかったものの、建物によっては倒壊や大破した建物が存在しています。
特に木造住宅は構造そのものが明確に法規制をされないまま、設計者や建築会社の技術力によって大きな差が生まれ、古い建物から新しい建物まで一様に被害を発生させています。
鉄骨造の被害のほとんどは、鋼材同士の接合部分の溶接の施工不良を原因とするものが多く、鉄筋コンクリート造の場合は、古くても被害を受けていない建物がある反面、新しくても甚大な被害をもたらした建物があります。
その多くは、1階がピロティ形式という1階に壁がない構造が多く、駐車場に利用したいといった土地の有効活用から生まれた計画が、結果として耐震性の弱い部分が生まれ大地震で倒壊する例が非常に多く見られました。
つまり、鉄骨造は、施工上の手抜き工事とする原因が多く、鉄筋コンクリート造は、無理な平面計画のしわ寄せが大地震に対抗できなかった原因となっている場合が顕著な傾向として見られます。
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