住まいと耐震性住まいと法律・タイトル

インデックスページ・・

●軸組工法の耐震性
耐震性の基本
基準法の耐震性チェック
耐震等級って何
例題建物の耐震性レベル
耐震性を高めるには
無知な言葉を信じるな
その他のお話

●2X4工法の耐震性
耐震性の基本
基準法の耐震性チェック1
基準法の耐震性チェック2
耐震等級って何
例題建物の耐震性レベル
その他のお話

EXCEL−耐震チェックシート

●セミプロ級
  耐震等級の仕組み
耐震等級のよくある誤解
等級2の耐力壁は1.5倍必要
1階の強さは、2階に比例
地震に軽い建物がよい理由
2階建てと3階建て
耐力壁の必要量を求める
設計者のお寒い耐震設計力
不完全な法−積雪をみない
不完全な法−地震力の低減



 

 

 
2X4工法の耐震性−例題建物の耐震性レベル

例題建物はどのランク

 基準法での耐震性や、品確法の耐震等級の計算方法を説明してきましたが、例題建物(このページ末尾)の耐震性は品確法の耐震等級ではどの程度の位置にあるのでしょうか。 下の表に書き込みながら、例題建物の耐震性をチェックしてみましょう。

例題建物のそれぞれの等級に必要な耐力壁の量は下表のようになります。

TEP-1 各階の床面積

. . 小計 合計
(地震用床面積)
2階 2階の床面積
54.35
54.35
ロフト、小屋裏収納の面積(*1)
0.00
1階 1階の床面積
74.53
74.53

STEP-2 K値の計算
.. 計算式 K値
2階のK値
1.40
1階のK値
0.84

STEP-3 各等級の必要壁量
地震係数 x K値 x その階の地震用床面積
1階の必要壁量(瓦以外の屋根)
.. .. 地震係数 K値 その階の地震用床面積 必要壁量
等級2 2階
18
1.4
54.35
1,370
1階
45
0.84
74.53
2,817
等級3 2階
22
1.4
54.35
1,674
1階
54
0.84
74.53
3,381

  地震係数は、瓦の種類と必要壁量を出そうとする階によって下図から選びます。
 
    2X4工法の耐震性・図1

STEP-4 結果
等級
必要壁量
存在壁量
等級1 1階
2,162
2X4工法の耐震性・図1
等級2 1階
2,817
等級3 1階
3,381

結果

下の表は当サイト独自に基準法から、品確法の耐震等級3までをわかりやすく点数化したものですが、A図、B図の場合は、どうなったのでしょうか。
 上の必要壁量に対して、A図、B図とも、存在壁量が等級2.3の必要壁量を大きく上回っており、十分に等級3をクリアしていることがわかりますね。

     2X4工法の耐震性・図3   


お断り

 品確法の耐震等級2や3の算定と取得には、これ以外に床や屋根の強さ、準耐力壁の計算、基礎の補強や強さなど、単に耐力壁の量だけでなく、それ以外のいろいろなチェックと耐震上の補強が必要です。しかし、その部分は非常に専門的になってしまうため、ここではもっともわかりやすい耐力壁の量だけに絞って、建物の耐震性の目安を説明しています。
 そのため、今まで説明した計算をおこない、その結果、等級2以上の耐力壁があったからといって、それがそのまま品確法の等級2をクリアした。あるいは取得できる。というものではありませんのでご注意ください。

MEMO

台風はどうなるの? 基準法でも、品確法でも実際には耐震性だけでなく、耐風性も同時に検討し、必要壁量は地震のための必要壁量と台風のための必要壁量の両方を計算し、そのいずれか大きい方を採用します。
しかし、実際に被害が大きいのは台風ではなく地震のため、ここでは地震のみの計算方法を紹介しています。
X方向、Y方向が極端に違う 実際に配置された存在壁量を計算していくと、X方向とY方向の耐力壁の量が極端に違う場合があります。これは、間口の細長い建物などで、風圧力に必要な壁量の方が、地震で必要な壁量よりも大きく上回っている場合によく起こります。
しかし、地震に対してはX方向、Y方向の少ない方で検討すれば良いですから、この差を気にする必要はありません。

  2X4工法の耐震性チェック
  
住まいの水先案内人・エンドパネル
サポートサービスのご案内