床下防湿

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床下は、べた基礎、防湿シート又はコンクリートですか。

木造住宅や、鉄骨造でも1階の床が木造でできている場合、床下の防湿は建物の耐久性を考える上で非常に大切な部分です。 そのため、建築基準法では、床下に湿気が上がってこないように床下には防湿の措置をすることが義務づけられており、厚み60mm以上のコンクリートを打つか、あるいは防湿シートなどを敷くことが求められています。
また、床下に湿気が充満し、換気による抜け道がないと、建物の床下は、カビと結露が発生し、土台の木が腐りはじめ、室内には、カビと湿気が進入していきます。

そのため、床下の防湿と同時に床下換気も大切な部分です。 床下は漏水事故でも無い限り、今後決して見ることの無い世界ですが、これをおろそかにすると建物は、少しずつ少しずつむしばまれていきます。

品確法では、次の2つのいずれかの方法を行いなさい、としています。
■防湿フィルムを床下全面に敷き込む。
■厚み60mmのコンクリートを床下全面に設ける
結果としてべた基礎の場合は、厚み120mm以上のコンクリート以上のコンクリートが基礎底版に設けられて、60mm以上のコンクリートとなるため、上の下段以上(厚み60mmのコンクリート以上)となり、そのままで何も必要ありません。

下図は、布基礎の例です。

・建築基準法では、木造住宅で1階の床の高さが地面から45cm以上あり、 床下換気口が5mごとに設けられている場合は、床下防湿の規定はありません。 つまり、床下防湿はしなくてもかまわない。

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