住まいの性能 基礎知識住まいと法律・タイトル


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●性能表示制度ダイジェスト
はじめに
構造の安定性(耐震性)
火災時の安全性
光・視環境
劣化の低減(耐久性)
維持管理の配慮
温熱環境(省エネ性)
空気環境(シックハウス)
高齢者への配慮
音環境
防犯に関すること
(その他の制度)
長期優良住宅
ZEH(ゼッチ)住宅

●住宅性能と記号
○断熱系
K値 :熱貫流率
UA値:外皮平均熱貫流率
ηA値:冷房期の平均日射
     熱取得率

○断熱系(旧基準)
C値 :相当すきま面積
     (旧基準)

Q値 :熱損失係数
     (旧基準)

○防音系
L値 :床の遮音等級
T値 :サッシの遮音等級
D値 :壁などの遮音性能
○木材系
D1材:木材の耐久性区分
KD材:乾燥木材
○地盤系
N値 :地盤強度の指標
○シックハウス
Fc値:ホルムアルデヒド

●住まいの防犯対策
ドロボウの手口と侵入口
防犯対策の基本
それぞれの場所の防犯対策
ガラス知識・CPマーク

●住宅の防音と遮音
音とは
2世帯住宅と防音
外部からの防音と遮音


 

 

 
住宅の防音と遮音−2世帯住宅と防音
現在の二世帯住宅のほとんどは、1階に両親、2階が若い世帯という構成がほとんどです。
当然、生活の時間帯や生活習慣が異なります。

1階と2階のトイレや浴室・キッチンなどの水回りを上下同じ位置にするのは当然の配慮ですが、寝室やリビングでも生活時間の差によって、2階の音が1階に響いたり、あるいは、深夜のトイレの洗浄音が響き渡ったりといった事も見逃せません。
 


床の防音

2階の床のすべてに防音工事をするのは不経済ですが、部屋を特定して防音床にすることはあまり費用もかからず、生活時間のズレをあまり意識せずにお互いが生活できる一つの方法ではないでしょうか。

下の図は、それぞれの工法と遮音効果を比較しています。
ご自身の生活スタイルにあった防音工事をチェックしてみましょう。

数字の見方 25db(デシベル)等の数字は、2階の音をどの程度遮るかの目安です。
たとえば、35dbの場合、2階の音が65dbであれば、1階では30dbになっていると言うことです。
1.なにもしない場合。
左下の例は、防音になにもしない場合です。
右下は、天井の石膏ボードを2重貼りにした場合。ほとんど効果はありません。
2.少し気を使った防音方法。(10dbの防音アップ)
天井面を合板と石膏ボードの2重貼りとし。グラスウールを敷くか、合板と石膏ボードの間に遮音シートという薄い防音専用シートを張ったものです。
上の例よりは10db(デシベル)防音効果が期待できます。
3.本格的防音方法(15dbの防音アップ)

これは、天井は2番と同じですが、床面も2重貼りにしています。
さらに遮音効果が増してきます。なにもしない場合と比べて15db(デシベル)の差があります。

4.完璧防音方法(20dbの防音アップ)
3の例にさらに床面に遮音シートを入れた場合です。
注)1.天井に貼る合板は、9mm以上の合板が必要です。
  2.床の合板は、12mm以上が必要です。
ホーンとデシベルは基本的に違いますが、おおざっぱに、デシベル=ホーン程度に考えてください。
5.注意点
二重床 最近では、床のフローリングを貼る前に、12mm以上の合板を捨て貼りしてから仕上げのフローリングを貼る工法が増えています。
このような工法を採用している建築会社の場合は、天井部分の費用アップだけで済みます。
遮音シート
の厚みと価格
厚み6mm、9mm、18mm等の厚みの違う遮音シートが販売されています。
厚みによって遮音性能も異なります。
厚くなるほど遮音効果は高くなります。もちろん値段厚みに比例しますよ。
注:1o前後の遮音シートも市販されていますが、あまり効果は無いと考えた方が良いです。
遮音性能は、どこまで行っても厚みに比例します。
下地はしっかりと 遮音をするためには、いろいろな材料を張り合わせます。
当然、天井材や床材の重量は重くなります。その重さに応じたしっかりした下地が必要です。
そして、下地がしっかりしているほど、固体音の伝達をより、少なくしていきます。
丁重な建築会社 音はわずかな隙間からも漏れてきます。
床防音工事だけでなく、床と壁、天井と壁などのわずかなすき間を見逃さないで丁重な工事をする建築会社が一番重要な事柄です。
構造体をしっかり作り、丁重に工事をする。防音工事の基本はここにあるのです。


水回りの防音

1.排水管の防音

深夜のトイレの洗浄音や排水管の音を小さくしたい。
そんな要望には、次の方法が最適です。

排水音は固体音です。
そのための方法は2つ。

@排水管に専用の遮音シートを巻き付けるか、A壁を作り石膏ボードの2重貼りや遮音シートを貼って固体音を防ぎます。

床の防音はしたけれど、排水音が気になると言うことのないように。

排水管の遮音は、見落としがちなポイントです。

2.便座の防音
便器は、代表メーカーであるTOTOだけでも、数十種類以上のバリエーションがあります
ポイントは、。
1.消音タイプの便器を選ぶ。
2.小便時の音が気になる場合は、防震シートと言う遮音用部品もあります。

  住宅の防音と遮音  
住まいの水先案内人・エンドパネル