世の中には、坪単価が曖昧な基準であることを良いことに、自社の工事費(坪単価)を安く見せかけようと、『小細工』をする住宅会社があります。
その代表格の一つは、少し耳慣れない言葉ですが、『施工床面積』という面積です。
普通の延べ床面積ではなく、その面積計算に含まれない、ポーチや吹き抜け、あるいはバルコニーなどを一定の割合で延べ床面積に加算したものをいい、もともとは、マンションなど大規模な民間工事の受注競争のなかで、少しでも坪単価を安く見せかける企画提案上のテクニックとしてゼネコンなどが使い出して広まった手法です。(実際には、特命受注を得ようと企画提案をする段階で使われています) |