住宅価格 4つの特徴

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住宅を取得する時、自信を持って予算把握が出来る人はまずいないでしょうね。
ネット情報を集め、いろいろな資料をめくってみても想定していた予算よりも予算オーバーになっていく人の方が多いのかも知れません。
私たちが手にする多くの商品は、価格ドットコムなどの価格検索サイトなどで価格の目安を知ることが出来ますし、そういった情報をもとに腹づもり(資金予定)をした上で購入することが出来ます

しかし、住宅の工事費は、材料費+施工費の2つの組み合わせで決まるため、いくら建材などを扱っているサイトの値段を見たところで役にはたちませんし、費用そのものが広範囲になるため、こんな費用も必要だったの、といった想定外の費用も出てくるため、工事費全体の適正予算を知ることはほとんど出来ません。

そのために、坪単価なるものが一つの目安にはなるのですが、ところがローコストのハウスメーカーなどが表れてくると、この坪単価も早々簡単な目安にはなりにくくなってきています。なぜなら、広告で使われる坪単価や総額表示は建物だけであり外回りに必要な工事費や申請に必要な費用を除外して宣伝しているからです。

つまり、単に価格ドットコムで価格の目安がわかるほど単純なものではありません。また、材料費や施工費は各社各様のため、同じ工事でも業者によって大きく費用が違うという非常に幅のある価格なのです。

そのために、今まで生活してきた消費行動とは全く違う心構えが必要となっていきます。
この章では他の商品、製品とは少し違う住宅価格の特徴を説明しています。
大きな特徴は、下の4つです。

①単価比較は意味が無い-トータル価格で考えること
希に相見積もりをとり、各社の単価を見て一喜一憂している方もいますが、単価比較はほとんど意味がありません。大事なのはトータルコストです。

②価格の主導権はどちらが持っているのか(建築条件付きの場合)
契約するのは私だから、買い手、値発注者が強いのだ、と思うと大間違い。
得てして住宅価格はグレーゾーンなので、請負側が主導権を持っている場合の方が多いのです。

③オープン価格と設計価格の違い
定価というものがなくなったかわりにオーブン価格というわかりにくい価格表示があります。建材メーカーなどを見ていると設計価格という言葉も耳慣れない言葉も目にしますね。さて、その言葉の意味と特徴は・・。

④仕切り価格と値付けの意味
住宅設備で顕著なのですが、半値八掛けは当たり前の世界。そもそも定価なんて見せかけなんですよ。住宅設備の価格の裏側をご案内しましょう。

工事費は、
材料費と施工費の組み合わせで、決まる
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