【実践】窓の配置・1階

間取りで失敗したの第一位は「窓」でした。そこで、窓の大きさと配置の目安を知り、窓の方角と人間心理学で窓からの人間心理を確認したら、あとは実践です。実際の間取りに窓を配置してみましょう。

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(Aの窓)8帖の和室の採光に必要な窓の大きさ

8帖の部屋の大きさは(3.64*3.64)です。それを1/7で割ると1.9m2程度の窓面積が必要になります。
幅1.6mの窓を付けるとすると高さ1.2m程度の窓でも採光だけを考えれば良いことになります。

(Bの窓)せっかくの西の窓

でも和室には西にも窓が付けられます。
このとき大事なのは、何気なく付けないようにしましょう。そして、採光のための窓はいらないですから、換気のための窓と考えれば、とりあえずは最低限の小さな窓でも大丈夫と言うことになります。

それが分かると、ではこの窓は、部屋のデザインとして付ける窓なのか、家具の配置はどうなるのかを考えながら計画していきばいいですね。

(C.Dの窓)リビングダイニングの窓の大きさ

このリビングは16帖(約26m2)あるので、採光のための窓は3.7m2程度必要です。
掃き出し窓(幅1.6m、高さ2.0m)だけでは少し足りません。

さらに、部屋が横長のために一つの窓だけでは、部屋全体に光が届いてくれませんね。南側に2つの窓を並べるか、南側と東側に2つの窓を設けるといった採光上の工夫が必要になります。

右上側の図では大きな窓を3つも付けていますが、そこまで「窓」「窓」「窓」を付けなくても、右下側の図のような大きめの窓を南側に設けて、補助的な窓(D)を東側に設けても十分に明るさは確保出来ますし、家具やソファーを配置しやすい壁面も作ることが出来ますね。

窓を配置するポイントは、

  1. 採光のための窓は床面積の1/7程度で良い。
  2. 幅や奥行きの広い部屋は、補助的な窓も考慮する。
  3. 換気のための窓の配置を考える。(換気なので小さな窓で良い)

そして、始めての方で多い失敗。それも今まであまり光の差さない暗めの住宅で住んでいた人は、ややもすると窓を大きく取りがちです。
窓を取りすぎると家具の配置にも困ることがありますから、何事もバランスが大事ですよ。

2階編はこちら

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