なんだかんだと言っても、マイホーム最大の関心事はどの程度の規模の住まいが買える(建てられる)のかと言うことに尽きますね。
そして、住宅ローン無しで自己資金で建てられる人は一握りの人です。そうなると、自分はいくらの価格の物件まで手が出せるのかと言うことになります。つまり、贈与資金を含む自己資金と住宅ローンを合算してものが、最大取得価格となります。
では、住まいを得るためには何が必要かというと、物件の価格と諸費用、諸雑費の3つに分けられます。図示すれば次のような事でしょう。
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・物件価格は、マンションや分譲、建売住宅であれば広告に記載されている費用ぐらいですし、建築条件付きの建物であってもほとんどが土地の価格と合わせて建物の参考価格が示されていますから、後はオプション費用ぐらいです。オプション無しでも暮らすことは出来る内容は備えていますから、オプションによる追加はどちらかというと生活を豊かにするための費用ですね。
これ以外に戸建て住宅の場合は、外構を標準価格にふくんで販売している場合が比較的多いですが、含まれていない場合は、駐車場やカーポート、フェンスなどの外構や庭廻りの費用が必要になってきます。なお、中古マンション、中古住宅では場合によっては修繕費(リフォーム費用)も必要になってきます。
・諸費用は、大きくは契約のための1)印紙代などの費用。2)ローンを組むための費用。3)登記のための費用がどんなタイプの建物を取得しても一律にかかる費用です。
それ以外に分譲、建売住宅、中古マンション、中古住宅や建築条件付きの一部の物件などでは4)仲介手数料が必要となり、5)その他の費用としてマンションなどでは入居時に管理費や修繕積立金などの一時金が必要なマンションもあります。
・諸雑費は文字通り、引っ越し代、新居のためのカーテン、照明器具、新たに取りつけるエアコンや新規に購入したい家具、といったもので、世帯によって金額は大きく変わります。
そして、これらのトータル費用が分かれば、予定できる自己資金の額を勘案し、自分がいくら借りられるか、いくら返済出来るかの「住宅ローン」の借入額を把握すれば、物件取得可能価格が見えてくることになります。
では、そのトータル価格を掴むためにはどうするか。
この図のうちの物件の価格は、注文建築以外は概ね広告などでも分かりますね。そして、諸雑費も引っ越し代や新たに必要なカーテン、エアコン、家具代もチラシやインターネットの通販情報などをたどっていけば概略の費用を算出することが出来ます。
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そうなると、少し分かりづらいのが、『諸費用』という項目ですから、これを押さえれば、住まいを取得するためのトータル費用を概ね把握出来る事になります。
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