工法・構造住まいと法律・タイトル

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●工法・構造
軸組工法の特徴
2X4工法の特徴
プレハブ工法の特徴
重量鉄骨造の特徴
鉄筋コンクリート造の特徴
ログハウスの特徴
耐震性、耐久性、断熱性比較
コストとリフォームの容易さ
それぞれの工法の総合比較

●軸組工法
軸組工法の名称
軸組で使われる木材とコスト
軸組工法の用語

●2X4工法
フレーミングとは
材料の基礎知識
寸法とお国柄

●工法・構造、ミニ知識
耐震、軸組工法VS2X4


 

 

 
工法・構造−コストとリフォームの容易さ

 ここでは、それぞれの工法を、コストと、リフォームの容易さといった視点からその比較をしてみましょう。

1.コスト
 材料や住宅設備に高価なものを使えば、当然坪単価は高くなり、合い見積もりをとって競合させれば価格競争から坪単価も下がっていきます。また、建売住宅などでは同業他社の水準を見ながら価格を決めている場合が多く、厳密な意味で坪単価を比較することは適切ではありませんが、かといってそれ以外の比較方法も無いため、ここでは個人(筆者)の主観による坪単価を類推しています。

  

 一般的には、軸組工法や2X4工法という木造住宅が最も安く、その次にプレハブ工法や重量鉄骨造が続きます。しかし、建売系では、重量鉄骨造も木造レベルの価格で提供している場合が多いですが、建物としての基本性能はやや低下します。
 そして、高耐震性、高耐久性、次世代省エネルギーレベルの断熱性、樹脂サッシ、全館空調、無垢材使用といったハイクラスの建物になるほど、その価格のバラツキは大きくなり、同じ工法でも坪75万円程度で供給できる業者から、坪90万円近くになる業者まで、その格差は広くなり、結局坪単価の比較をしようとすると、建物の性能や仕上げ、住宅設備といった中身を吟味する必要があります。

2.フォームの容易さ

 リフォームには、外壁や屋根、住宅設備の損耗や経年劣化といった消極的なリフォームから、家族構成が変わったり、生活スタイルの変化から生じる積極的なリフォーム、あるいは中古住宅を購入しての大規模リフォームまでさまざまな目的があります。ここでは、土台がシロアリで腐りかけたと想定した補修工事と、住宅機器の変更を含む間取りの大規模なリフォームの2つを例にとって考えてみましょう。

土台、柱の取り替え
 土台や柱がシロアリなどで腐ってくる、といったトラブルは木造住宅だけの現象です。もちろん、それ以外のプレハブ工法、重量鉄骨造、RC造でも床下の木材が腐る、床がたわむ、ということはありますが、これらは、構造部分ではなく、その部分だけを取り替えれば済む問題です。

 軸組工法の場合は、土台や柱がシロアリなどで損傷を受けても、内装仕上げを剥がし、土台や柱をむき出しにすれば、腐った土台や柱だけを交換することは比較的容易です。
  テレビ番組の「劇的ビフォーアフター」などで紹介されている大規模リフォームや、古民家再生といった工事でも、古い建物のほとんどは軸組工法で建てられています。

反対に2X4工法では、土台の上には全面に合板が張られ、その上に壁枠が建てられ、いわば、床パネル、壁パネルといった構成になっています。そのため、土台だけを取り替えようとしても、その周囲の合板や壁枠、床根太といったものも交換する必要があり、軸組工法よりも遙かに手間と範囲が広くなってしまいます。

土台、柱、梁という軸で保たす軸組工法と、床パネル、壁パネルという面で保たす工法との違いから、構造材の交換や補修の容易さは、軸組工法の方が遙かに容易であることは否めませんね。

間取り変更を含む大規模リフォーム
 住宅設備の位置を変え、間取りを大きく変更するようなリフォームではどうでしょうか。下の図は、少し古いタイプの間取りですが、家族構成も変わったため、キッチンを対面式に変更し、1階の和室を取ってリビングを広げ、2階の洋室2室を1つにしようとした場合を考えてみましょう。

ベースプラン
古い間取りなので、
1.キッチンを対面式に変える。
2.1階の和室を取って、リビングを広げる
3.2階の洋室2つを1つの大きな部屋にする
・・・として、各工法を考えると下のようになります。

 



■軸組工法の場合・・容易
柱と梁で建物を支えているので、間取りによっては梁の補強などが必要になってくるが、基本的には可能。

■プレハブ工法の場合・・やや制約有り
プレハブ工法でも柱と耐力壁、梁といったもので支えられているため、軸組工法と同様ですが、構造図が無いとどのような構造体が設計されているかがわからないため、その建物を建てた会社でないと構造面を含む変更は難しい場合が多いです。

■2X4工法・・やや制約有り
床と壁が重なり合いながらパネル的な方法で組み立てられているため、赤線のように、その部分に耐力壁があったり、あるいは上の床を支えているような壁であれば、補強をしても壁がとれない場合も出てくる。
 軸組工法に比べて、ややレイアウトに制約が生じる。また、軸組工法は、天井を剥がしても、ある程度構造的なものを推測しやすいが、2X4工法の場合は、構造図が残っていないと、推測は難しい。


■重量鉄骨造、RC造・・極めて容易
右の赤くなった部分が構造上の柱となる部分。
それ以外は構造材ではないため、右図のように全くのフリーで間取りを考えられる。
 ただし、階段や玄関は床との関係があり、コストを掛ければ可能だが、そうでなければ変更がしにくい部分。
■ログハウス
ログハウスは、構造材が十時に組まれてあり、ログ部分をさわる間取りの変更は不可能です。

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