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そうなると建物の価格は市場の動静で決められてしまいますから、後はどうやって安く建てるかということで、各社しのぎを削ります。それが儲けなのですから。
そして、その仕組みや特徴を知ることが、建築条件付きの建物を割高ではなく買う方法なのだと言えます。それは大きく2つあげられます。
■仕入れの一元化を図る→違うメーカーを使うのは割高となる場合がある
ある会社ではサッシから床材、室内の建具、外壁のサイディング、住宅設備の一部に至るまでトステムという建材設備機器の総合メーカー一社だけで固めている会社がありました。これもコストダウンの一つの方法です。
そういう方法でコストダウンを計った会社に、「サッシは他社がいい」「キッチンは他社がいい」というオーダーを付けると、結果として割高なものになってしまいます。このあたりは、特に仕入れ先や建材メーカーをそれほど特定していない注文住宅専門の住宅会社と比べれば大きく異なる点です。
言い換えれば、最初にもらうパンフレットに、キッチンは○○社の○○シリーズと書かれていれば、その商品こそが、その時期にその会社がもっとも安く仕入れることが出来る商品であるも言えるのです。そのために、その会社の標準仕様からはずれる商品を選んでも、仕入れ率が高くなり、かえって割り高となってしまう場合もあります。
■慣れないものはしない→手間がかかったり不慣れな注文は割高となる場合がある
注文住宅では、工期があり、支払い条件もどちらかというと業者有利であるということや、出来る限り顧客の注文をかなえてあげることが大事という商売上のスタンスを取っている会社がほとんどです。そのため、いろいろな無理難題や初めて使う建材でも挑戦してみようという気概を持っています。
しかし、建築条件付きの建物では全く逆で、たとえば数十戸の住宅団地で建物を販売している会社では、いわば大量生産によく似ていますね。出来る限り同じ仕様、同じメーカー同じ建て方である方が間違いが起こる確率が少なくなりますね。
つまり、今までやってきた方法や仕様、材料と全く違う注文は、躊躇したり、割高な見積もりになったり、出来ませんと断られたりする場合もあるのです。
このケースで以前、「次世代省エネルギー仕様の建物にしたい」という要望を出したところ、「この地域では、そんなところまで必要ありませんよ」と軽くいなされてしまう、相手にもされない門前払いになるケースが多くありました。これなどは営業マンですら、断熱性能に関するそんな幅広い仕様や知識を持っておらず、平均的な断熱工事でずっとやってきたのだから、現場が経験もしていない、間違いの起こりやすい難しい注文など願い下げだ・・という本音から発した言葉なのです。(注:今は住宅エコポイントの導入で、だい次世代省エネルギーなどを理解することになりましたが・・・)
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