基礎のいろいろ

基礎の形状はほとんどの人が聞いたことのある布基礎やべた基礎といった代表的なものから、逆べた基礎、深基礎など、その形状によってさまざまな形状があり、それぞれの用途に応じて使いわけられています。
また、基礎の底版や立ち上がりといった言葉は、現場チェックの時にも必要な言葉ですから、覚えておきましょう。

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布基礎(ぬのぎそ)

建物の軸組に沿って設けられる基礎でもっとも古くからある基礎形状です。 しっかりした地盤でないと使うことができません。また、地盤の強さによって底版の幅が決められています。

べた基礎

最近もっとも多く使われている基礎ですが、建物の床下の防湿対策もかねて行われます。
やや弱い地盤でも設けることができます。

布基礎+土間床(どまゆか)

1階の床を温水床暖房などをする場合に採用される基礎です。
コンクリートの蓄熱性能を利用した最近の方法です。

逆べた基礎

べた基礎の逆の形状をした形からこの言い方がされています。

しかし、図のように配管を基礎内に入れてしまうと、あとあとのメンテナンスが大変です。
また、建物の外周部のみなしか立ち上がりが無い基礎は危険な基礎となる場合があります。

コンクリートの打設が1回で良いため、どちらかというとローコスト対策で行われている場合がほとんどです。

深基礎(ふかぎそ)

敷地に高低差がある場合などに基礎を深くして、地盤の高低に対応しようとする方法です。
布基礎、べた基礎どちらの場合も行われています。

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