住宅と基礎住まいと法律・タイトル

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●地盤調査書の見方
地盤調査
地盤調査書の見方

●地盤というもの
宅地の半分は軟弱地盤
軟弱地盤とは?
なぜ軟弱地盤が多いのか?
軟弱地盤の見分け方
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軟弱地盤が問題なのは・・
建物が傾くとどう感じる
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  木造2階建の重さに匹敵

●液状化
液状化の3条件
住宅地盤調査の限界
SS式調査の限界例
地下水位を知れ
傾いた家の復旧費用
液状化・簡易判定法
同じ地域なのに液状化に差
なぜ住宅に被害が多いのか
住宅の液状化対策は?
柱状改良杭は有効か?
柱状改良杭が使える条件
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地震保険は、液状化地盤
安心は、自分の意識から

●住宅と地盤
基礎の決め方
基礎のいろいろ
建物の重さ
基礎の決め方
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●よう壁
よう壁って何?
新設よう壁のポイント
既設よう壁のポイント


 
 
安心は自分の意識から

これらのページの地盤の話は2週間ほど続けたブログ記事をリライトしたものですが、記事の途中、ブログに、「kikuさん」という方からなかなかよいコメントをいただきました。

『はじめまして。いつも拝見させていただいております。 我が家の土地の場合、古地図上では水田でした。近所に聞き込んだ結果、30〜40年前に埋め立てて住宅地にした土地と想定されたので、SSに加えてハンドオーガーサンプリングを実施しました。
結果、地表から1m下から腐植土層があることを特定することが出来ました。ちなみにハンドオーガーに伴う追加費用は1万円程度でした。
断片・局面で判断するのではなく、その土地の経緯、周囲のボーリングデータを含め総合的に判断するのが肝要と感じました。』
     

ハンドオーガーは、文字通り手で行う地質調査の一つで、目的は地耐力と言った数字でなく、どんな地質なのかを調べるもっとも簡易な地質調査の方法です。SS式などという道具が無かった時代は、むしろ、地盤調査をすると言えば、住宅ではほとんどがこの方法ではなかったかと思います。(もっもと昔は、こういうことをすることも少なかったでしょうが・・)

しかし、SS式が住宅の地盤調査の主流になると、このハンドオーガーは、現在はほとんど行われていません。

しかしこの方、極めて短い文面の中に、実に大事な示唆を私たちに与えてくれています。
@古地図等で、過去の地形を知ろうと努めた
Aさらに、近所に聞き込んで、昔の様子を知ろうとした
BSS式調査に加えて、SS式調査では分からない、地質が分かるハンドオーガーを行った

いわゆる住宅会社ですら、いわんや大手といわれる住宅会社ですら、ハンドオーガーまでやったという資料は見たことがありませんし、普通の住宅会社であれば、地盤調査会社に丸投げで、地盤保証が付けば、後は地盤調査会社の言いなり・・という会社が大半ではないでしょうか。

たぶん、話を理解してもらえる良い相手にも巡り会えたのでしょう。

そして何よりこの短いコメントで感じることは、自分の意志で行動したという意識です。

多くの人は、「不安」を感じ、「SS式だけで大丈夫でしょうか」と住宅会社に投げかけても、その人の要請が、不安に駆られただけの、底の浅いものであれば、住宅会社はそれを読み取り「まぁ。SS式だけで自分たちはやってきたし、不同沈下も起こしていないし・・」と自信ありげに説明されれば、それ以上突っ込んで、「いやそれでも、古地図や周囲の過去の状況や、ボーリング調査までとはいかなくても、ハンドオーガーでしらべられませんか」とはなかなか、突っ込めません。

それは、その人の知識の差であると同時に、意志の差なのだろうと思います。

キチンとした知識と意志に基づいた要請であれば、住宅会社も真摯に受け止めざるを得ません。しかし、漠然とした不安心理に基づくものなら、なだめ、すかし、あしらわれてしまう人も多いでしょう。

この違いは大きいよなぁ〜、とこの方のコメントを読んで思ってしまいました。

でも、、

誰でもが、ほぼプロ並みの知識や、プロ相手の説得技術まで会得出来るとは限らないし、そもそも難しいですね。
だったら、『保証をつけろ〜』あるいは『地震保険に入る』という方法も、一つの簡単かつ明快な「不安」解決方法でしょう。

「kikuさん」は、自らの知識とデータの裏付けから納得を得、自分の家で安心してゆっくり寝られる。
後者は、保証がついているから、安心してゆっくり寝られる。

いずれにしても我が家は、安心して寝られる家でなければならないのですから、安心を得る方法はひとそれぞれの方法があるのだろうと思います。


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