住まいと法律・民法住まいと法律・タイトル

 

インデックスページ・・

●建築基準法など
○建物の法律
       
用途地域
道 路
建ぺい率
容積率
道路斜線
北側斜線
日影規制と3階建て住宅

○道路の法律  
私道とは 
私道の権利と義務
ミニ開発の出来る訳

●民法

ご注意とお断り・・・
○トラブル対策の武器  
建築主の最大の武器  
その前に債権・債務  
債務不履行      
違法工事と不法行為       
建築確認と委任行為       
まとめてみると   

○契約解除について  
契約解除は出来るのか  
契約解除できるとき

○工事中の損害
 
工事中の損害  
工事中の火災・風水害  
工事中の第三者事故
まとめ

○お隣さんとの関係
 
隣地使用権 209条  
排水の権利義務 214条 
界標設置権 223条  
外壁後退義務 234条 
目隠し請求権 235条

●消費者契約法

基本理念  
契約の取り消し権  
違法な契約条項の無効

●欠陥住宅裁判の心得
調停か、裁判か?
正義が勝つとは限らない
  その理由とは
欠陥住宅裁判に勝つ方法  
裁判に勝つための
      弁護士の選び方  

●欠陥住宅・裁判事例
・なんちゅう仕事や。これは
  1.呆れた仕事
  2.呆れた反論
  3.収支決算
・欠陥工事のデパート
  1.目が点になる工事
  2.底版の無い基礎
  3.結末は・・・

●判例ミニ知識
欠陥住宅と慰謝料   
欠陥マンションに最高裁
       画期的判決
そんなアホな!最高裁判例  
名義貸し建築士に断罪 

●住まいと法律ミニ知識
改正・建築確認制度の概要
以下の者、懲役1年に処す  
完了検査は受けるべきか?  
無許可でも出来る工事  
あなたも設計者  
建築確認は構造審査を
         していない  
確認申請後の変更は可能か


 

 

 
まとめてみると

まとめ
 

 現実の問題施工では、今まで説明してきた債務不履行と不法行為が複合して損害賠償を請求するような形になる場合が多いです。
 上記のように、建築基準法などの法令に違反した工事は、不法行為として契約内容にかかわらずその責任を追求することができ、同時に債務不履行として損害賠償を請求することができます。
 しかし、注文通りではない。とする債務不履行は、契約時にその注文内容がはっきりと定められていないと効果はありません。

 なかなかなじみにくい民法ですが、現実の欠陥工事に直面すると、この2つの民法(債務不履行、不法行為)が建築主が戦う最大の武器となります。

■損害賠償とは

 損害賠償とは、その仕様あるいは法令の状態に戻すための費用が基本ですから、ついでにもっと良いものに変えて欲しいと言ったことは請求できませんょ。そして、その費用の算定は建築士が行う場合がほとんどです。

■慰謝料

 慰謝料は法律違反、つまり不法行為があった場合に請求することができます。身近な例では、人に傷害を与えれば、刑法に違反した行為ですから、治療費などとともに慰謝料を請求することができます。しかし、全ての慰謝料が日本では極めて低く認定されており、建築紛争の慰謝料もせいぜい100〜200万円といった程度のものしか認められませんから、高い慰謝料が取れると考えるのは危険ですょ。


■証拠は現場にあり。

 実は建築工事の違法な欠陥ほど立証しやすいものはありません。なぜなら、全ての瑕疵工事の証拠は、その建物にあるからです。ただ、そのためには基礎などの壊せないものは非破壊検査等の調査費用が必要であったり、瑕疵を証明するために壁や床の一部を剥がして立証するなど、建築主に大幅な精神的苦痛や金銭的支出を与える作業をしなければなりません。


■実際の裁判

 いくら不法行為や債務不履行が分かったとしても、実際には技術的な立証を建築士が行い、弁護士が交渉や裁判に臨むといった二人三脚で問題を解決することになります。そのため、できの悪い弁護士とできの悪い建築士がタッグを組み、堅物の裁判官にあたるとどうしようもない判決が出るかも知れませんね。裁判は全てが正義ではありません。弁護士やそれを補佐する建築士、たまたまあたった裁判官によってもその判決は異なってくる可能性はありますょ。


■公庫仕様書

 このサイトでは、いろいろなページで住宅金融公庫の融資や仕様書を使う方が良いと述べていますが、その理由は、建築主自身が細かく注文を出さなくても、公庫の融資基準に適合させる。といった特約を結ぶことで、建築会社はその履行をする義務を負い、ある一定の品質の住宅が確保でき、それを守らなければ、つまり、履行しなければ債務不履行として争う武器を持つことができるからです。

契約とは、あなたが自己の権利と義務を明確に理解することなのです。
そして、相手の権利と義務を把握することなのです。
債権と債務は対等の関係にあります。
曖昧な権利は、曖昧な義務しか要求できません。


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