業者選びと契約−失敗しない工事契約書のカンどころ住まいと法律・タイトル

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各業界の利益調べ(2007)
HM別、坪単価の傾向

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値引率だけで判断するな

 前ページでは、「定価を決めるときに値引率も決められているのだ」と言うことをお話ししましたが、このページでは、その定価の決め方にも3通りの方法があるというお話です。値引率イコール安いという判断材料にはならないというお話しをしましょう。

 照明器具を例に取れば、ほとんどの照明器具メーカーは、定価の2〜3割引程度がエンドユーザーが購入するような定価設定をしています。
 しかし、一社だけ、名前を出せば「ヤマギワ」だけは、照明器具そのものの定価も高く、かつ値引率も1割程度しかありません。
 それは、この会社は高級グレードの商品を扱い、高級品指向の顧客をターゲットに絞り込んでいるからです。

 ところが、これとは全く違う定価と値引率の関係に出くわすことがあります。

 それは、 

・定価があり、そこから2〜3割程度の値引き価格がエンドユーザー価格となる会社。
・上記の会社よりも定価が低いので、安いのかな・・と思っていると実は値引率が低く1.5〜2割程度しか値引きをしない会社

 
 この両者は、同じような商品であれば、実はエンドユーザーが手にするときの価格は同じような価格なのです。後者は、定価をわざと低く付けているだけで、値引率が悪いのですから結局、両者とも同じです。
 実は、この手の値付けの方法は、建材やキッチンなどの住宅関係でも多く見ることが出来ます。

      

 次にあるのが、ヤマギワのような高級ブランドタイプです。
 住宅でいえば、積水ハウスやヘーベルハウスがその路線を行っていますね。
「うちの建物は高いですよ〜」と、最初のこの言葉で金のない顧客をフルイにかけてしまいます。

 つまり、定価設定でも
 ・高級路線の高値、低値引き路線
 ・普通の定価、普通の値引き
 ・低い価格設定、低い値引き路線

といった大きくは3つの分類に別れますから、見積書の値引き率だけを見て、一喜一憂しているようでは、ダメなんですよ〜。

 でも、それは、同じようなドア、同じような器具、同じような商品をいろいろなメーカーの見積もりを取って比較しない限り、絶対に分からないことなのです。


 そういう理由で、設計事務所が入札時に見積書を見るときはよほど異常な値引率で書かれているとき以外は、「値引率」はまず見ていませんよ。(特に私の場合)

 別な言い方をすれば、「値引率やお得感」に騙されるな・・と言うことでしょうね。。。
 定価設定と値引率は、メーカーの演出なのですから〜(^_^)v

 

  値引きのツボ  
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