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現場見学会に臨むコツ

 よく行われる現場見学会。
でもその会社の本当の顔を知るにはコツがあります。
それは下の3つです。

・現場見学は抜き打ちで
・現場は挨拶で計れ!
・大工の腕は断熱材施工に表れる


■現場見学は抜き打ちで。


 最近では、工事中の建物を見せる「現地見学会」や完成した建物を見せる「オープンハウス」「モデルハウス」など、あの手この手で、揺れ動く消費者をゲットしようと売り手は一生懸命ですね。

 たしかに、下手な住宅展示場の大きな大きな現実感のないモデルハウスを見るよりは、実際に建っている建物を見た方が実感が湧きますね。

 また、「現場見学会」などでは、今まで本や知識でしか知らなかった建物の中の構造がばっちり分かるのですから、理工系の人にとっては興味津々かも知れませんね。

 また、完成した建物を見せる「モデルハウス」を開いている業者さんよりも、「構造見学会」をしている業者さんの方が構造には自信を持っているのでしょう。

 そして、これら「現場見学会」を否定はしませんが、一つだけアドバイスを。。。

 それは、この「現場見学会」なるものは、一生懸命化粧をし」「一番良いお洋服を着て」「粗相の無いように」「お見苦しき点などわからないように」「万全の準備をして行われているものです。

 つまり、とびっきりの御曹司あるいはご令息との始めてのお見合いの席に行く人の心理や状態とまったく同じなんですね。
 ゴミなんて落ちていようものなら、社長から雷が飛んできます。・・とまでは冗談ですが、いずれにしても「最上のお化粧」でお迎えされているのは事実です。

 ですから、下の写真のような、現場では当然起こっているような雨からの水濡れも、「誤解を招いては大変大変・・」と朝のうちに跡形もなくふき取られているかもしれません。



 そして、ここからが肝心なお話。
 お見合いをして、中には一目惚れをしてしまう人もいますが、普通は誰でもお見合いをした後は、二度三度とデートを重ねますね。

 それと同じように、「現場見学会」を終わっても、「いい会社だな〜ぁ」と思えば、機会を見て抜き打ちで、違う工事現場を案内してもらいましょう。
 「お願い。お願い。御社の現場、とっても気に入ったの〜。よその現場も案内して頂戴ぃ〜ん」とおねだりをしてみましょう。
 そうすれば、その会社の本当の姿、よそ行きでない姿が見えてきますよ。


 では、現場に行って何を見るのかって??

 

■現場は挨拶で計れ!!

 さて、「現場見学会は後でデートをお楽しみに」と書きましたが、それではどんなところを見たらよいのでしようか。

 実は、見るのではありません。職人さんの「挨拶」を聞き分けるのです。
 現場には大工さん以外にも、いろいろな職人さんが入っています。当然、仕事場に入ってきているのは、ほとんどが顔見知りばかりですし、同じような仲間達と仕事をしています。

 そのために、現場に入ってきた人が「素人さん」かどうかはすぐに分かります。
 そして、現場に入ってくる「素人さん」は、「施主さん」ぐらいしかいませんね。

 そのとき、職人さん達の挨拶が、あなた方に対してキチンとされていればまとまりのある会社ですし、無視するような仕草を見せている職人さんがいれば、それは、あまりまとまりのある会社ではありません。
 極端に言えば、金と金だけのおつきあいで仕事をしている・・とも言えます。

 私が第三者監理をおこなっているときも、この「挨拶をする、しない」でその現場の雰囲気を感じ取るようにしているのですよ。

 もちろん、職人さん達は当然のごとく仕事をしていますので、わざわざ足場から下りてきて、帽子を脱いで挨拶をする。なんて馬鹿なことを言っているのではありません。
 誰かが来た。知らない相手だ。施主さんかな・・という思考の中で、「こんにちは」といった言葉が自然に出るかどうかなんです。

 一度、この挨拶を誰もしない現場に行きました。こちらが声を掛けても振り向きもしません。やはり仕事に心がこもっていない、お金だけのつきあいという寒いものを感じたことがあります。
 
 仕事とは結局チームワークなのです。

 職人同士声を掛け追う現場は問題が発生してもうまく行きますが、そうでない現場は、所詮、自分の範囲外のことは人ごとなのです。問題があっても自分は知らないと放置されるでしょう。

 その第一歩が、人と人との挨拶なのです。
 もちろん、ぶっきらぼうな人も一杯いますから、言葉の多さではなく、相手からの雰囲気を感じ取りましょう。
 暖かさを感じればOK。そして、分からなければ少し質問をしてみるのもいいでしょうし、時候の挨拶をして反応を確かめるのも良いでしょう。あるいはこちらから、「おじゃまします」と声をかけるのも良いでしょう。

 いくら営業マンが愛想が良くても、営業マンは現場では、なんの力も無いのです。
 むしろ、情けない営業マンになれば、素人である建築主の前では何でも知っているようなふりをして、「大工の機嫌を損ねたらだめだ」と、まるで異次元の世界のように本気で考えているどうしようもない出来損ない営業マンも多くいます。
 そんな営業マンは、素人相手の施主さんにおべんちゃらを使う程度の能力しかない営業マンでしかありません。

 そして、小さな会社であれば営業マンと職人の会話からも、その会社のまとまり度を感じることが出来るかも知れませんよ。

 注:現場見学会までするような会社はそうでもないと思いますが、モデルハウス程度でお茶を濁す会社では、現場の抜き打ち訪問はやってみる価値ありですよ。(もちろん勝手に現場にはいるのはだめですよ)

 さらに、大工の腕を見るには・・・・



■会社の良し悪しは、断熱材施工を見ろ!

 現場見学会などで構造体を見ても、大工の腕は実際には分かりません。
 しかも、最近は下手な大工でもどうにかなるように後からでも微調整が出来るドア。床と壁が空いていても分からなくなる幅木といった、いわゆる大工の腕にあまり左右されないような建材が多く出回っています。

 肝心な建物の骨組みも、今ではほとんど例外なく『プレカット』という工場加工ですから、大工が木材を刻む・・なんて言うことは『死語』となりつつあります。

 現実に仕事があぶれた大工が、わずかなプレカット代を削ろうとして、自分で木材を刻み、上棟したときに、木と木の組み合わせ部分のスカスカ、ユルユルなこと。下手丸出しの木組みを見ることがあります。(3件ほど見ましたがいずれもひどかった)

 今や本当の意味の大工はほとんどいなくなりました。
 というよりも、そういう機会がどんどん失われていっているのです。
 いるのは、いわゆる『造作大工』的な仕事が多くなった『大工』なのです。

 そして、工場加工でプレカットされた木材を組み立てただけの現場では、何を見れば大工の腕が分かるのでしょうか。それは、大工工事とは全く関係のない断熱材の施工です。

 そもそも大工仕事というのは、非常な几帳面さが必要です。
 腕が良ければ、『隅、角、通り』がビシッと通っていますが、腕が悪くなるに従って、これらはピンとしなくなります。
 つまり、単に柱と柱の間に入れていくだけの単調な断熱材の施工を見れば、隠れてしまうところまで丁重な仕事をしているのか、隠れてしまうところはどうでもよいと考えて、断熱材の入れ方を粗雑に行っているのか・・が分かります。


 そして、その工事を見れば、その大工の腕も、仕事への取り組み方も、住宅会社の姿勢もすべて分かるのです。

 断熱材をいい加減に隙間を設けて貼っている大工やそれを見ても何も言わない会社は、『その程度の会社』です。断熱材をキチンと丁寧に入れている大工や住宅会社は、工事も安心出来るでしょう。
 住宅現場で如実にその大工、その会社の姿勢が現れてくるのが実は何気ない『断熱材の施工』そのものなのですよ。

その理由は、断熱材の工事は
・役所の検査対象外
・保証会社の検査対象外
要は、客観的第三者が誰も見ない工事だからなのです。
誰も見ない工事だからこそ、その会社の、その大工の本質(性根)が現れてくるのです。

 会社を決めようとするなら、必ず「断熱材の取付状態」を見ましょう

 そして、下の写真の100点のように『隅・角・通り』がビシッと貼られていれば大丈夫ですよ。

 60点の状態なら、概ね良いが、少しむらっけのある状態。時々、チョンボが起きるでしょうし、技術、技量にも少し偏りがあります。営業と設計・現場監督のコミュニケーションも滞っている場合があります。つまり、悪くはないがチョットだけ気を付けようと言う会社。

 断熱材をグシャッといれる40点の会社。これも多いですね。技術の偏り、内部コミュニケーションとも、悪いです。というよりも、現場監督が大工を押さえていない。放置している。工事は現場監督に任せっきり・・会社の上司は売ることしか考えていない。というタイプの会社です。相当程度気を付けましょう。

 0点の状態であれば論外。断熱材の以外の工事も要注意の会社です。あるいは「とりあえず建てればいいさ」と考えている大工や会社です。思いっきり気を付けましょう。



 


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