変更と追加は損な建築条件付き

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最初の価格が明確な建築条件付き、その代わり仕様は限定される

 このページは、もっとも需要が多い「土地と建物がセット・間取りフリー」といういわゆる建売系、建築条件付きの建物のローコスト対策についてのお話しです。
そもそも建売系や建築条件付きというのは、近隣の相場を基準に最初から売り手が売価を提示するものですね。注文住宅のように、いろいろな仕様や材料の中から選び、その後で工事費用が割り出されるタイプの商品ではありません。多くの場合、仕様グレードは決まっており、その仕様の中から選ぶ、という販売方法です。つまり、それだけ選択肢が狭くなっていますが、同時に最初の価格は明瞭です。
では、このような建物の注意点は何かというと、
決して、決して、決して、仕様を決めてから後で値段がわかる注文住宅と一緒にしないということですよ。

仕様設定の裏に、仕入れの工夫有り

最初の価格が明瞭なのは、他社との競合があると言うことと、安くするために仕入れである仕様を限定しているからですね。
たとえば年間50棟も建てる住宅会社なら、サッシメーカーあるいは建材メーカーと交渉して、「50棟全てにあんたの会社の製品を使うから安くしろ・・」という交渉を必ずしています。
こんな事をして値段を下げているのに、購入者が、この建材メーカーの製品はイヤだから、他のメーカーに変えたい・・となると、相手は時と場合で応じてくれますが、価格は必然的に高くなってしまいますね。

やたらにオプションを追加しない

もう一つ多いパターンは、仕様はあまり変えないのですが、蓄熱暖房を追加し、ウッドデッキを追加し、吹き抜けを作り、化粧梁を見せ、珪藻土の壁に変え・・・・とあれもこれも、まるで今までの本で見てきたこと、やりたかったことを全て入れてしまうような追加工事を依頼される方もいますが、これも相手次第で高い高い見積もりになってしまうことにもなりかねません。

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