断熱、結露、シックハウス-断熱と暖房住まいと法律・タイトル

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上手なエアコンの使い方
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ペアガラスは結露しない?
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 この暑さ、いつまで続くだろう。
 今年だけの異常気象だろうか。
 夏になるといつも思います。

 さて、そんなもやもやもを一気に吹っ飛ぶ現実のデータ。
 いえいえ、そんな生やさしいものではありません。
 驚愕のデータをご紹介しましょう。
 下の表は、気象庁が気温データを取り始めた1876年(明治9年)から2010年8月までの年ごとの気温データです。。

 東京は、1876年(明治9年)から、大阪と名古屋市は、開始年が少し遅くなっています。(2010年8月のデータは16日までのものです。)

 データは、毎年の8月の最低気温の平均値を左から、東京、大阪、名古屋と並べています。そして、右側は2月の最低気温の平均です。
注:最低気温の平均値とは、8月の31日間。2月の28日間のそれぞれの日ごとの最低気温をその月の日数で割った月としての平均値のことです。簡単に言えば最低気温が25℃を超える月は、少なくともその月の半分以上の日は熱帯夜だったと考えればわかりやすいですね。

また、わかりやすくするために
8月のデータは
25℃以上の年は橙色
25〜23℃の年は水色
23℃以下の年は青色
で示しています。

2月のデータは
3℃以上の年は黄色
3〜0℃の年は水色
0℃以下の年は青色
で示しています。

さらに。○回と書いているのは、8月の場合は、10年間で25℃以上あった年の回数。
たとえば、その10年間に25℃以上の年が5年あれば5回と書き、 2月は3℃以上となった年の回数を10年当たり何年(何回)あったかをそれぞれ書いています。

 

■顕著な気温上昇
 この表からわかることは、東京では8月の平均の最低気温が25℃以上の熱帯夜となった年が、1970年代で2回、1980年代も2回、そして、以降4回、3回となっています。
 大阪は東京よりも早く、25℃以上の年は1950年代から始まっており、2000年代にはその回数は10年のうちの9年にも達しています。
 名古屋も1990年代から始まっています。
 そして、東京、大阪の回数を見れば、明らかに回数が増える傾向にあるのがわかりますね。

■なぜ最低気温を見たのか
 気温上昇であれば、最高気温がどう高くなっていったのかを見るのも一つの方法ですし、平均気温がどう推移していったのかを見るのも一つの方法ですが、ここでは逆説的に、暑い月の、あるいは寒い月の最低気温がどう上がっていったかを調べています。

都市と地方の差はない

 上は、東京・大阪・名古屋のいわゆる三大都市だけのデータです。
 では、これがいわゆる都市化によるヒートアイランド現象で、都市部だけが特に気温上昇しているのだろうか、地方都市はどうだろうか。

 気になりますね。

 下のデータは、2000年から2009年までの10年間の平均値と1920年から1929年までの10年間の平均値を比較しました。(80年の差があります) 比較対象は、8月の最高気温。8月の最低気温。そして、2月の最低気温です。つまり、夏と冬ですね。○の中の数値は、温度差、つまり比較した80年間に上昇した気温です。

     

見ればわかりますが
@都市と地方に関係なく、気温は上昇しています。
A夏よりも、冬の最低気温の上昇が顕著です。
B夏でも、最高気温の上昇よりも、最低気温の上昇の方が顕著です。

 その理由は、私は気象学者でも環境学者でも無いのでわかりませんが、日本全体が気温上昇の傾向にある。しかも最低気温の上昇の方が大きい、都市と地方の差はみられないという結果になりました。
 この数値をどう見るか。それはそれぞれの方の、それぞれの判断で良いでしょう。
 でも事実です。逃れられない事実です。

将来は・・・・

 2013年1月。米航空宇宙局(NASA)によると、2012年の世界の平均気温は統計を取り始めてから9番目に高い14.6度で、20世紀の平均より0.6度高かった。20世紀平均を上回るのは1976年から36年連続。統計の始まった1880年以来、世界の平均気温は0.8度上昇したという。


 NASAゴダード宇宙研究所(Goddard Institute for Space Studies)のジェームズ・ハンセン(James Hansen)所長は記者会見で、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を破る可能性が高いと語った。そして、次のようにコメントしています。

 「海洋が暖まっている。これは地球がバランスを失っていることを示している。放出されるエネルギーより入るエネルギーの方が多くなっている。それゆえ、今後10年間が過去10年間より暖かくなることを確信を持って予測できる」


  気温についての大きな誤解  
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このホームページやサポートサービスのマニュアルにも載っていない部分もありますので、ぜひご活用ください

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