断熱、結露、シックハウス-シックハウス対策住まいと法律・タイトル

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●結露ミニ辞典
結露が窓下に起こる理由
サッシの材質と結露対策



 

 

 
シックハウス対策-業界裏話
工業製品の発達→現場技術の低下。
職人さんの伝統技術の継承の減少→本物志向は高くつく
本物材料の高騰→工業加工品の量産
誰でも失敗のしない工法→クレームの軽減
などが相まって、建物の気密化、合理化という名の工業加工品の大量使用となって、クレームがおきにくくなっているけれども、その反対に化学物質の氾濫となっています。施工が楽、熟練工がいらない、品質・コストが安定し、精度の高い仕上げが出来る。
施工者優先の高度成長を支えてきたこれらの製品もそろそろ曲がり角に来ているようです。
大工、職人、手に職を、ドイツのマイスター制度のような職業を求める若者も少し多くなってきたとききます。


●留め
シックハウス・留め図図の左のような材料の納め方を「留め」といいます。
みなさんが普通お目にかかるのは図の右のような納め方です。
実は、「留め」は技量がいります。悪い材料を使うと乾燥収縮で透き間が空いてきます。また、2つの材料を45度でカットするのも道具があるとはいえ、技量を必要とします。そんなトラブル=クレームをさけ、工事のやり安さを追求したのがいま主流となっています。


●張りぼて建材−幅木、フローリング、ドア枠、造作材
幅木、フローリング、ドア枠、造作材。そのほとんどは張りぼてです。
いえ、工業化製品です。
品質・コストは一定。安定供給。そり、収縮がない。現場はぺたぺた貼るだけ。
そして、その下地となっているのは、ベニヤ、ファイバーボード(MDF)、集成材がほとんどです。それら全ての下地には濃度の大小はあれ、化学物質(空気汚染物質)が含まれています。
また、
押入や収納部分、建具枠もノックダウン製品。
棟上げのための、木取りは工場のプレカット仕様。
もはや、大工が大工自身の腕を磨き、腕をふるう部分はほとんどありません。


■張りぼての3つの技術
張りぼて、張りぼて、と馬鹿にしてはいけません。

1.本物の0.3mmの薄い薄いスライス単板を張る。
2.木目風にプリントした塩ビシートを張る。
3.同じく木目風の特殊紙を貼る。

近寄らないとわかりません。
鈍感な人はさわってもわからないでしょう。
なぜなら、微妙な凸凹も再現していますから。


■最後に
工業化は私たちにいろいろ便利で快適なものを提供してくれました。
それが、オゾン層破壊や排ガスのまき散らし、地球温暖化という副作用をもたらしたとしても、その利便性や快適さを追求し、享受したのも私たちです。

住まいだけに目を移せば、シックハウス、ハウスダスト、結露、かび、ダニ、アトピー、果ては環境ホルモンという不安材料とは反対に、環境共生住宅、省エネルギー住宅、バリアフリー住宅、高気密・高断熱住宅、10年いや20年保証、100年住宅等々、耳障りのいい環境住宅が目白押しです。

リフォームの広告にも環境に優しいF☆☆☆☆合板使用、ISM認定壁紙など、材料の優位性と環境や共生をうたう言葉が目に留まります。

住まいに何を求め、どんな住み方をしたいのか。
単に、いま流行の言葉に流されることなく、自分自身の考えをしっかり持つことが住まいづくりの成功の秘訣ではないでしょうか。
シックハウスだけにとらわれないように、しかしシックハウスを軽視しないように。
全てのバランスが大切だと思います。

住宅産業界とその宣伝文句そのものに期待しすぎないこと。
それは、建築主と設計者あるいは工務店との二人三脚で作り上げていくものなのです。

今回のキーワード 「空気をきれいに」
無理せず、惑わされず、自分流にを大切に。

  シックハウス対策  
2012.10 「間取り図で見分ける買っていい家と悪い家」 を出版しました。住宅の購入や契約のための121のチェックポイントが網羅されています。
このホームページやサポートサービスのマニュアルにも載っていない部分もありますので、ぜひご活用ください

2011.6 「断熱」の本を出版しました。
『よくわかる最新断熱・気密の基本と仕組み』―断熱・気密がわかれば、結露と換気もよくわかる! 断熱・気密の技術 』
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