断熱、結露、シックハウス-シックハウス対策住まいと法律・タイトル

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シックハウス対策-住まい方
いろいろなデータから、シックハウスの原因物質は、10年以上にわたった放散を続けます。人体に影響がなく、症状もでなくても健康に生活するためには、入居してからの生活習慣を考えていきましょう。


■工事中から入居まで

1.入居日の設定
いろいろな事情があり、全ての人にこのことを提案できませんが、入居は初春の3月か初秋の9月をお勧めします。なぜなら、この時期は冷暖房などの空調機器を使って部屋を閉め切る機会の一番少ない季節だからです。汚染物質は、新築の時の方が多く放散します。
その時期に部屋の窓を開け、風を通し、空気を入れ換えられればそれに越したことはありません。機械換気に頼らず、もっとも強力な自然の風の援軍を期待できます。

2.工事中の対策
建材などは、工事現場に搬入した時点から、汚染物質の放散をしています。工事中は出来るだけ窓やドアを開放し、通風をよくして工事をしてもらうことが必要です。特に工事の終盤は、職人さんの入る頻度も少なくなり、防犯や管理上工事をしないときは窓を閉め切っています。換気扇があれば、窓を少し開け、動かしておいてもらうなどの気配りを工事会社にお願いしましょう。

3.入居前の対策
新築時がもっとも汚染物質の放散が多く 、入居してすぐに目がチカチカする。不快感で眠れないなどの症状を緩和するためにも、入居の2.3日前、出来れば1週間前程度から、窓を開けての換気、あるいは、換気扇を回しておくなどの、放出対策が必要です。
また、入居後も積極的な換気を心がけてください。
備えあれば憂い無し。
結果として、シックハウスの症状が出なくても、また、出ない方がいいのですから。
特に、建築主の検査や引き渡し立会などで工事中あるいは工事の最終段階で、不快感を感じている場合は前段の工事中の対策と入居前後の対策は重要です。

4.事後対策
これは、マンションや戸建て住宅で、シックハウス症状を感じている人への対策例です。

●マンションの場合
マンションのホルムアルデヒドやVOC(揮発性溶剤)の原因建材は、フローリング、畳、クロス及びクロスの接着剤、建具、建具枠、キッチンなどの家具などが上げられます。
マンション自体が普通に作っても、非常に気密性が高く換気扇もキッチン、トイレ、浴室、洗面所しか設けられていないのが普通です。
マンションでシックハウスの症状を感じているのなら次の点をチェックし、改善してはどうでしょうか。
窓の換気小窓を開けておく。
キッチン用給気口開けておく。

注)付いていないマンションもあります。
マンションは意図しなければ、機密性は抜群です。
常時、窓を少し開けるか、窓に付いている換気小窓を開放側にしておいてください。
寒い、熱いからと、換気小窓あるいはキッチン用吸気口も閉めてしまう例が非常に多いですが、これでは、いくら換気扇を回しても排気はしていません。

吸気口からの直接の風が寒い、熱いなどの不快感を生じる場合は、吸気口などの前に紙などで、風が天井側に向くような細工をしてください。
昼間も夜間も換気扇を回す。

昼夜を問わず、汚染物質は放散をしています。
出来れば、洗面所の換気扇を常時回しておくのが効果的です。もちろん、LDKのレンジフードの風量を弱側で運転しても構いません。
24時間回し、窓などの吸気を考え、ドアのアンダーカットから空気が換気扇側へ流れるルートを考えてください。

75m2程度のマンションの体積は170m3程度です。洗面所の換気扇自体が、100〜150m3/Hの能力がありますから、1時間当たり0.5回以上の換気は可能です。
これは、高断熱・高気密住宅の計画換気量と同じです。
給気の確保 夜間窓を開けて給気口を確保する場合は、1cm程度の開口で十分ですが、全ての窓を開口する必要があります。

注)不必要に大きく開ける必要はありません。
冷暖房 暖房では、部屋を暖めすぎない。エアコンよりは床面暖房やホットカーペットが基本です。
補助的な部分では、エアコンやファンヒーターはかまいませんが、主たる暖房器具としては避けた方が無難です。

夏場の冷房は室温を下げますが、換気を併用しない冷房は空気の滞留を招き、シックハウス対策には逆効果です。
冷暖房をしていても換気をする。が基本です。
自然換気 季候の良いときは、全ての窓を開けて自然換気を心がけてください。
●戸建て住宅
戸建て住宅も対策の基本は、常時換気、換気ルートの確保、冷暖房のルールなど、マンションと基本的に同じです。
ただ、間取り、工法、使用材料がそれぞれ異なるため、個々の状況を踏まえた対策が必要です。
2階の換気扇増設や
主要室の換気扇増設
部屋が細かく分かれた住宅では、主要な部屋に換気扇を増設する。
2階には、換気扇を最初からつけているケースはめったにありません。
1階より2階の濃度が高いというデータから考えれば、前ページのように階段部分などに常時換気用の換気扇を増設する。

このとき、給気口を忘れないように。
窓を始終開閉しない場合は、換気扇メーカーなどで、給気専用の給気口、給気ファンなどが製品化されています。
これらの製品は、外部の汚染物質のある程度を遮断するフィルターも付いており、金物としての給気口とはひと味違ったものです。


●なぜ、シックハウスは住宅に発生し、事務所ビルなどに発生しないのか。
なぜか、シックハウスは住宅でのトラブルが増加し、事務所ビルなどではあまり聞かないのでしょうか。あくまで推測ですが、事務所ビル、ショッピングセンター、公共施設などは、間仕切りがあまりなく、1室の体積も大きい。また、建材がフローリングなどの合板類の使用が少ない。木製家具ではなく、スチール製家具が多い。
空調は完備しているが、必ず換気システムとの併用で行っています。
朝、空調をスタートさせると同時に、給気・排気の換気システムも運転を行っています。空調だけ動き、換気システムが止まっていることなど100%あり得ません。
だからこそ、高層の窓の開かないビルでも人間は不快感を感じずに過ごせるのではないでしょうか。
使用建材の違いと換気システムの違いかな、という気がします。


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