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本の出版しています。ご活用ください。
2012.10 「間取り図で見分ける買っていい家と悪い家」 を出版しました。住宅の購入や契約のための121のチェックポイントが網羅されています。
このホームページやサポートサービスのマニュアルにも載っていない部分もありますので、ぜひご活用ください

2015.6 「断熱」第2版を出版しました。
図解入門よくわかる最新断熱・気密の基本と仕組み(第2版)
改訂版となる本書は、平成25年改訂の新たな省エネ法の使い方を説明しつつ、断熱や気密、防湿の基本を理解し、問題が生じたときの解決の参考になる資料として活用できます。
 
 

簡単オーニングを作ろう

 さて、暑い夏を乗り切るには、窓の前にオーニングがあると便利ですね。
日差しが強ければオーニングを開き、曇っていればオーニングを閉める。
簡単に安い費用で出来る自作オーニングの作り方をご紹介します。
注:私の自宅で実際に自作したモノです。
(20012年初夏完成)

 仕組みの説明
何をするにも仕組みをキチンと知っておかないと失敗しますね。
でも、仕組みは極めて簡単です。

 開閉の仕組みは、右図のように、単にオーニング先端のリンクAにくくりつけたロープをどちらかから引っ張るだけです。
ただ、片方を引っ張れば、片方が伸びるため、その伸び代のために、ロープは倍程度の長さが必要です。(ロープの列数Xオーニング長さの倍)

 また、オーニングのリンクEは、動かないようにするためにバイブなどに固定します。オーニングを開閉させる3mmのロープは、リンクAにくくりつけたままで、あとはリンクE以外のリンクに全て通します。これで、ワイヤーを張ったところに吊れば、手動式開閉オーニングのできあがりです。

 手順−1(折り目をつける)
まず、ホームセンターで売っているオーニングの生地だけを買ってきます。(私の買ったものは2.0mx2.0m)
買ってきたオーニングを図のように折り目を付けます。
折りたたむ理由は、収納の時に写真のようにきれいに収納できることと、開閉の時も折り目を付けている方がきれいに開閉できます。

 生地によりいろいろなのかもしれませんが、私が買ったものは、ナイロン製のややごつごつした感じのものだったので、アイロンなどかけず、普通に折りたたんだ上に、重いものを置いて1晩置いていただけですが、まぁまぁの折り目がつきました。

 手順−2(リンクをつける)
もともとのオーニングにも図のように、ヒモを結ぶためのハトメが付けられていますが、それは無視。幅2.0mであれば、外側を含めて4列程度のワイヤー部分が無いと垂れ下がります。
それで、赤色のところに、直径2cm程度のリンクを縫い付けます。事務用品のリンクであろうが、100均のリンクであろうが何でも構いません。

 ワイヤーの列は概ね60〜70cm程度に一本は必要です。つまり、幅1.5mのオーニングなら、2〜3列。幅2.5mのオーニングなら、4列のワイヤーが必要です。この間隔を広くすると、ワイヤー間のオーニングが垂れやすくなります。

 リンクの直径は2cm程度が良いです。この中にワイヤー代わりの針金と、オーニングを引っ張るための3mmのロープが入りますから、あまり径が細いとロープとワイヤーが絡む可能性があります。

リンクは当然ですが、オーニングの上側になる面に統一して縫い込みます。

 オーニング本体の準備はこれだけです。 作業時間は、リンクを縫い込む時間だけなので、約1時間程度でしょうか。


オーニングにリンクが取り付けられたら、次は針金を張ってオーニングをセットします。


オーニングを作ろう    



 手順−3(いよいよ取付)
1)イレクターのパイプを壁から浮かして取り付けます。
イレクターでなくても何でも良いですが、ロープが動くようにする必要があるので、バイブは必ず壁から浮いている必要があります。
2)針金を巻き付けます。(片方だけに・・)
3)針金にオーニングのリンクを通します。
3mmのロープは、まだ何もする必要はありません
4)反対側のバイブ等々に、針金を巻いて固定します。
針金の巻き方はどんな方法でも良いです。
私は、写真のように、ぐるぐる巻いています。
(その程度の簡単なものです)
5)オーニングのリンクEをヒモで壁側のバイブに固定します。
6)オーニングが固定できたので、オーニングを反対側まで伸ばします。
7)リンクAに3mmのロープをくくりつけます。
この時、結び目を多くしたくないので、あらかじめ3mのロープを必要であろう長さに余分を加えてカットしておき、その長さの中間部分でリンクにくくりつけます。(ロープを閉める時に引くロープ用、開ける時に引くロープの2本用意しているわけではない )
8)後は、開閉用の3mのロープの両側を、オーニングを動かしながら、必要な長さでカットします。

 手順3の写真の左、上は反対側のバイブに固定した針金の様子です。
単にぐるぐる巻いているだけです。
 下の写真は、壁に固定したバイブに針金を止めていますが、ここだけは、イレクターの棚用パーツを利用して、そのパーツの穴から針金を出しています。その理由は、バイブに針金をぐるぐる巻き付けただけでは、針金が動くとオーニングが動かなくなるので、針金の位置を固定させるために、このパーツを利用しました。(必要なかったかもしれませんが・・)
後は左、中央の写真と同じように、パイプに針金をぐるぐる巻いて固定しているだけです。

 作業時間 
 今回はリンクを3列から4列に途中で変更するなど多少試行錯誤がありましたから、ホームセンター通いで、延べ2日程度かかりましたが、道具と材料が全て揃っていれば、延べ作業時間は、約半日程度で十分につくれるのではないでしょうか。

 費用は
・オーニング本体(1,980円)、3mmロープ(400円)、リンク(450円)、針金(300円)程度ではなかったかと思っています。
 注:壁際のバイブやオーニング先の受け用のバイブなどが別途必要ですが。

 最後に開閉してみて、両端だけでは真ん中がどうしても、両端の動きにスムーズについてこないので図のC列のところに新たに3mmのロープを追加して、両端と一緒に引くようにしています。

 そして、どちらかに開閉した後は、写真のように適当なところにロープをくくりつけて終わりです。特に一番下左の写真は、平たいプレートを少しだけ曲げて壁に取り付けました。後はロープをクルクルと回しておくだけで止まります。

 ワイヤーor針金
 最初はワイヤーの方がピンと張れてきれいだろうなと思っていたのですが、あいにく、ワイヤーの端部をかしめる道具がないし、これだけのために買うのもどうかなぁ〜と思って針金でして見ました。
 結果としては、針金で全く問題ありませんし、むしろ、針金の方が良かったです。
 その理由は、お店の店先でオールシーズン使っているようなものではない。夏だけのものなので、冬などいらないときは取ってしまいます。それなら、固定されてしまうワイヤーよりも、すぐに外せる針金の方が楽で良いです。
 また、針金だとどうしてもピンと張れないのですが、その程度のたわみは使用には全く問題ありませんでした。右の一番下の絵のように針金はピンと張れていません。ふにゃふにゃしていますが、使用上は全く問題ありませんでした。




 ちなみに、これを作って4シーズン過ぎましたが(この項は2016年夏追記)、ホントに便利です。
 まだそれほど日射しのきつくない初夏は開け閉めを比較的頻繁にしますが、真夏は広げたまんまです。
 もっとも初夏から真夏以外はほとんど使いませんが、他のシーズンは上の写真のように、オーニングそのものを閉じていますから、気になりません。劣化もほとんどありません。

  商業用のオーニングではないので、風が吹いても常時オーニングをかけている必要もなく、ガチガチに強固なものをつくる必要は全くありません。(強い風が吹けば、閉めればいいので)

  DIYに多少心得がある人は、そんなに費用はかからないので、ダメ元でお気楽につくってみてはいかがでしょうか。できあがるとすごく便利ですよ!

 


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