
・中古住宅は、坪数×築年数。
これから新築住宅を建てよう・・と考えている人には恐縮ですが、中古住宅の値段の付け方は、住宅の仕様や住宅設備の優劣ではありません。
いくら床暖房が付いていても、キッチンにお金をかけた住宅であっても、贅沢な無垢のフローリングを張っても、造りつけ家具を付けたところで、中古住宅になると、そういう部分はほとんど反映されず、その住宅の坪数にごくごく普通の木造住宅の坪単価を目安にして、経年の低減をする場合がほとんどです。 |
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たとえば、目一杯お金をかけて、建坪40坪の建物に75万円で建て、総額坪3000万円かかったとしても、10年後に売却するときは、坪30万円(標準的坪単価60万円の半分)で1200万円の価値に、建物の程度により多少の『色をつける』程度の査定でしかありません。
もちろん、20年から25年後には原則ゼロ査定です。(実際には建物の程度により200〜300万円といった上積みをしている場合が多いですが・・・)
なぜでしょうか。。
たとえば、床暖房も効率や使い勝手は10年前と今では大きく異なります。10年前に最新のキッチンでも、10年経てばもっと安くて良い物が手に入ります。造りつけ家具は意外とその人にあったようにつくっているので汎用性が効きにくい、無垢のフローリングも同様ですね。つまり、機器や設備の陳腐化、あるいは個性の合うあわないといった問題で費用が認められにくいのです。
注:査定と書いていますが、実際は査定ではなく、不動産会社の営業マンが、最近の売買事例から、販売されやすい「目安」を提示しているに過ぎません。どの金額で売ろうと、それは販売する者の自由ですが、土地建物は需要と供給の関係にあるため、相場観よりも高ければ誰も買わない。相場観よりも安いと感じればみんなが買う・・という関係にあります。
注:文中の坪60万円というのも一つの目安であって絶対的なものではありません。
●面倒くさい、わからない物に手を出しづらい
日本は「中古売買」が非常に送れています。中古住宅に魅力的な物件が少ない。ということもありますが、最大の障害は「手入れにいくらかかるか分からない」という点ではないでしょうか。
面倒くさい。分からない。だったら少し高いが新築を考えよう。。となるのかも知れませんね。
マンションの方が中古として余り抵抗感を感じないのは、建物の耐用年数の長さにあるのではないでしょうか。
●マンションの下落傾向
マンションの価格が減少していく傾向には、一つの特徴があり、(株)東京カンテイの公開データでは、新築の時の価格から新築価格の2/3の価格帯に下落するのは、東京12区内では新築から20〜24年目。首都圏平均では11年目。近畿圏・中部圏では9年目となっており、人気が高い所ほど価格下落に時間がかかるということです。やっぱり、人気のあるところは新築時の価格も高いですが、下落率も低いようですね。
なお、ごく一般的な傾向としては、新築から築10年程度までは一定の率で下落していき、いったん築10年から20年程度の期間は、やや下落傾向が低下していきます。そして、築20年を過ぎる頃から、また、一定の下落傾向を示すようになり、概ね築35年程度で、建物としての価値ではなく、土地としての資産価値程度の価格になるようです。
注:図は東京カンテイの公開データより作成
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