ネット情報と経験の違い

インデックスページ

建築主が起こすトラブル
手抜きが心配!
住宅トラブルと国民性
ポジション・トーク
 (人は立場でものを言う)
ネット情報と経験の違い
避けられない相性問題
(間合いの取り方)

なぜ間違った相手を
   選んでしまったか?

(鍵と鍵穴のお話)

選択とは鍵穴探し
一点重視の落とし穴
気づけ!無い物ねだり
おまけ。二番手メーカー

ときには怒れ!
プロ vs 素人 交渉術
(根拠を示せ・・)
異邦人とのつきあい方。。

営業マンとの問答Q&A2
(断熱性能)
営業マンとの問答Q&A1
(契約をせかす、耐震性)

・安いなら手間暇をかけよう
業界のルールがわからない

不安の対処
不安と80点主義
交渉・すべては人となり
交渉・尺度は何か+助言者

象徴的貧困

知らないことを知る大切さ
問題は解決するためにある
不可避に協力せよ
会社倒産・私の倒産劇

臆病な自分と決別しよう
・恋は盲目、あばたもえくぼ

 

・・・・建築主が起こすトラブル・・・・

 あるとき、次のようなご相談をいただきました。

「基礎のアンカーボルトが、この会社の基準値より5mm外に出ているものが数本ある」
「アンカーボルトの出が、この会社に基準よりも上に出ているものが1本ある」

どうしたらいいのでしょうか。

というご相談だったのですが、実はこの方、電話でのご相談は2回目です。
とある建築条件付きの業者の建物で、
「となりの基礎はきれいのに、ウチの基礎は汚い。」
「となりの基礎には雨が入ってもすぐに抜けるのに、ウチの基礎は全く抜けない」

といった要は、となりの工事と比較して自分ちの工事がいい加減な工事に感じたから、今回のアンカーボルトも不信を感じてしまいます。

でも、よくあるんですね〜。

この手の誤解!!!


基準には2つの種類がある!

 実は基準というのは2つの種類があります。
 耐震性などは、建築基準法以上にしなさい。道交法のスピード制限はこれ以下で走りなさい。
 つまり、上限、下限を聞けた基準値です。
 もう一つは、範囲を決めた基準値です。

 今回の場合、そもそもアンカーボルトに施工基準を設けている会社自体が、『優良会社』にすべき会社なのですが、下の図のように、土台は90mmあります。(この会社は2X4工法です)
 そして、この会社の基準はブラスマイナス15mmだそうなのですが、それを図にすると下のようになります。
 ブラスマイナス15mmとは、土台の幅の1/3程度に収まっていますし、5mmずれたと言っても、土台の端にはまだまだ余裕があります。

 アンカーボルトの高さも、下の図のように2X4工法の場合は、埋込ナットを使う場合が多いのですが、アンカーボルトは、ピッタリなら勿論良いのですが、土台よりも上がっていようが、あとでカットすれば済む話で、むしろ処置に困るのがアンカーボルトが短くなってしまった場合です。
 この場合は、土台を削るしか方法がありませんから、基準値よりも上に出ているのは、むしろ、安全側で良いことなのです。 


でも、この方はダメだと誤解した
 その理由は、基準値を絶対値と誤解しているからなのです。


 血圧を例に取るとすぐにわかるのですが、血圧の正常値は130以下です。
 そして、正常値の高めとして139以下があります。
 そこからは、数値によって高血圧の軽度、中度・重症と分かれるのは誰でも知っているのですが、この方は、『基準値は絶対値』と思い込んでしまったから、「大変だ。相談しなくては・・」と思ったのでしょう。

 「アンカーボルトに基準値を設定していること自体が優れた会社。そして、アンカーボルトが基準値から5mm程度ずれているのは、いわば正常値の高め、血圧139程度なので、何も心配する必要は無い・・」と説明したのですが、わかってもらえたのでしょうか。

 多いですよ。基準値の誤解!!!

 そして、説明ヘタな現場監督の説明が不安をさらに不安がらせます。
 「チェックしましたが、大丈夫でした」
 「え〜。あんたの基準値より超えているのに!!!」


 まぁ。誤解がトラブルを生み、誤解が不安を生むのです。
 相手がなにを誤解しているのかわからない業者と
 自分が誤解しているのもわからない注文者と
 相変わらずトラブルの種は尽きません。

 こんな誤解がトラブルを生むのです。

       

住まいの水先案内人・エンドタイトル
サポートサービスのご案内