気づけ!無い物ねだり

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鍵数の多い人の落とし穴
気づけ!無い物ねだり

 

 前ページでお話しした一点重視の方は比較的少ないと思いますが、鍵が多すぎるのもかえって災いの元となる場合があります
誤解の無いように言っておきますと、災いと言っても、この災い。建築主が悪いのではなく、社会の仕組み、鍵穴の少なさのためなのです・・・。鍵は、その数も突起の大きさも、そのひとそれぞれにいろいろです。それをここではメインキー、セカンドキー、サードキーと言った表現で表しています。そして、マンション分譲住宅などは、ほとんどの場合、価格と立地とせいぜい住宅設備ぐらいの鍵の数で事足ります。いわばメインキーだけで探しているようなものです。安心・信頼のキーと言っても比較的財力がないとマンションデベロッパーは出来ませんから、それほど決定的な要素ではありません。耐震性、耐久性なんてあれこれ考えても仕方のないことです。自分だけがどうこう出来る問題ではありませんから。ところが「注文住宅」や「建築条件付きの建物」では、人によっては数多くの鍵を用意している方がいます。
しかし、受け皿である住宅会社の方は、なかなかそう多くの鍵穴を持っている会社は少ないです。これが問題を起こす原因となる場合があります特に、「建築条件付きの建物」では、住宅会社は誰もが関心のある「価格・立地・住宅設備・ソツのない営業マン」については気を配り、大きな鍵穴を用意していますが、それ以外の部分の鍵穴は小さいです。 その小さな鍵穴に、「耐震性の高い建物で・・」「土台はヒバで・・・」「内断熱と外断熱とどちらが良いのでしょうか・・」なんてセカンドキー、サードキーの鍵穴を突起させた建築主と、こういった住宅会社の鍵穴はなかなかかかみ合いません。『どうして間取り提案してくれないのだろう。私が言った間取りしか書いてくれない』という不満も多いです。これらはひとえに、あなたの鍵と相手の鍵穴が合っていないという現実なのです。
さて、合わないと知った鍵穴は大きくなってくれるのでしょうか。 ここが問題です。

その答えは3つに一つ。

鍵穴を大きくしてくれる会社。
ウダウダと言いながら、対応してくれない元の鍵穴のままの会社。
対応するが、追加費用をたっぷりふんだくる会社。

その答えにどう対処するのかは少し横において、自分の持っている鍵と、相手の鍵穴が違う場合は、「かみ合わない」「不安」「不満」を知らず知らずに感じることになるんですね。

要は、自分の鍵は、相手も持っている鍵穴のはずだ、と錯覚して行動したのに、鍵と鍵穴がかみ合わないから「不安」「不満」という気持ちになるのだと思いますよ。

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